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結論から言います。SwitchBot Hub 2 を買って後悔したことは、半年間で一度もありません。むしろ「もっと早く買えばよかった」と何度思ったかわからない。
「スマートホーム」って聞くと、なんとなくIT好きな男性が休日に楽しむものというイメージがありませんか。わたしもずっとそう思っていました。築12年の2LDK賃貸マンション、3歳と1歳の子どもと夫と暮らすわたしには縁のない話だと。
でも去年の夏、保育園の迎えに向かいながら「今日も帰ったら蒸し風呂だな」と思った瞬間に、ついに踏み切りました。
スマートホームに踏み切れなかった2つの理由
「設定が難しそう」という思い込み
正直に言います。IT系の設定作業がそれほど得意ではありません。数年前にスマートスピーカーを買って、Wi-Fi接続の途中で詰まり、押し入れに入れたことがあります。あれ以来「スマートなんとか」には苦手意識がありました。
SwitchBot Hub 2 の口コミを見ると「アプリの指示に従うだけで設定できた」という声が多い。でもそれって、IT慣れしている人の感想じゃないのか……と疑っていました。
賃貸で本当に工事不要なのか
もう一つの不安が設置方法です。「工事不要」と書いてあっても、実際には壁に穴を開けたり固定したりが必要な製品があって、何度かそれで失敗しています。
SwitchBot Hub 2 はコンセントに差すだけ、置くだけ。壁に穴を開けることもなく、賃貸の原状回復に影響しません。これが最後の一押しになりました。
SwitchBot Hub 2 の仕組みと、わたしが選んだ理由
ハブ+赤外線で「リモコンをスマホに集約」する仕組み
仕組みをざっくり説明すると、「家の赤外線リモコンをHub 2 に覚えさせて、スマホやタイマーでその信号を再現する」というものです。
Hub 2 自体に温湿度センサーと照度センサーが内蔵されているのもポイント。子ども部屋の温度や湿度をスマホで確認できますし、「室温が28℃を超えたらエアコンをつける」というオートメーション設定もできます。センサーのためだけに別売りの機器を買わなくていいのは地味に助かります。
また、GoogleアシスタントやAmazonアレクサとの連携にも対応しています。「アレクサ、電気消して」と声に出すだけで照明が消えるのは、両手がふさがっているときに本当に便利です。
決め手になったのは「拡張性」
スマートリモコン単体で比較すると、他にも選択肢はあります。わたしが SwitchBot にした理由は拡張性です。
Hub 2 単体でもリモコン統合やタイマーは使えますが、将来的にスマートロック(鍵の施錠確認)やカーテン自動開閉を追加できる。子どもが少し大きくなったら、帰宅時の鍵の開け閉めも管理したいと考えていたので、同じメーカーで揃えられるのは便利だと思いました。わが家ではルンバ j9+とも連携させていて、「帰宅前にエアコンON+ルンバスタート」という組み合わせが特にお気に入りです。
実際に設定してみた話
開封してコンセントに差したら、スマホにアプリ(SwitchBot)をインストールして、アカウントを作るところから始まります。
アプリの「デバイス追加」でHub 2 を選ぶと、Wi-Fi接続の設定画面が出ます。ここが少し手こずりました。最初に2.4GHz帯のWi-Fiを選ぶ必要があるのですが、わが家のルーターは5GHzと2.4GHzが同じSSIDになっていて、切り替えに気づくまで10分ほどかかりました。
Hub 2 の接続が完了したら、次はリモコンの登録です。アプリで「リモコン追加」を選んで、家電の種類(エアコン・テレビ・照明など)を選ぶと、「ハブ2にリモコンを近づけて操作してください」という指示が出ます。あとはアプリの画面に従ってボタンをひとつずつ登録していくだけです。
エアコンのリモコンは思っていたよりスムーズに登録できました。ただし正直に言うと、**リモコンのすべてのボタンが使えるわけではありませんでした。**うちのエアコンリモコンは20個近くボタンがありますが、Hub 2 に登録できたのは16個ほど。「内部クリーン」など一部のボタンは対応していませんでした。日常使いするボタン(運転・停止・温度・風量)はすべて登録できたので実用上は問題ありませんが、全部使えると思っていると少し拍子抜けするかもしれません。エアコンを長持ちさせるには定期的なフィルター掃除も欠かせません。詳しくはエアコンフィルター掃除とメンテナンスにまとめています。
全体の設定時間は、Wi-Fiのつまずきを含めて40分ほど。下の子(1歳)が途中で起きてぐずり、途中5分中断しましたが、それでも1時間以内に完了しました。
半年使ってわかったこと、正直に全部話します
「ただいま」より先に部屋が整う感覚
今は帰宅の30分前にエアコンが自動でONになっています。タイマー設定は1分もあればできます。
玄関を開けた瞬間から涼しい(冬は暖かい)。この差は想像以上でした。疲れて帰ってきた体への負担がぜんぜん違います。子どもが「暑い暑い」と言わなくなったのも地味に助かっています。花粉シーズンは窓を開けられないぶん、帰宅前に室内の空気を整えておくことがより重要です。外から持ち込んだ花粉への対策と合わせて考えると効果的で、花粉を家に持ち込まないルーティンも参考にしてみてください。
寝かしつけが少し楽になった
娘(3歳)の就寝ルーティンに、思わぬ形で活躍しています。
「もう寝る時間だよ」と言っても「まだ遊ぶ!」とごねるのが日課でした。以前は照明を消しに立って歩いて……という締まりのない流れ。今はスマホをタップするだけで寝室の照明が消えます。「魔法で消すよ」と言いながらタップすると、娘は「わ!!」と言って布団に潜ります。毎晩のルーティンが少し安定しました。
正直なデメリット(ここだけ気になりました)
良いことばかり書くのは性に合わないので、感じたデメリットも書きます。
音声操作には数秒〜数十秒の遅延がある
アレクサやGoogleアシスタントを使って声で操作するとき、コマンドを言ってから家電が反応するまでに数秒かかることがあります。調子が悪いと数十秒かかることも。「すぐに動く」を期待しすぎると少しストレスになります。わたしはタイマー設定メインで使っているので大きな問題にはなっていませんが、音声操作を頻繁に使いたい方は注意が必要です。
照度のデータはアプリを開かないと見られない
温度と湿度は Hub 2 本体のディスプレイに表示されますが、照度センサーのデータはアプリを開いて確認する必要があります。照度を使ったオートメーション設定は便利ですが、数値を直接確認する機会はほとんどないと思います。
電源コードの取り回しが地味に気になる
コンセント直差しタイプなので、電源まわりのコードがやや目立ちます。設置場所によっては見た目が気になるかもしれません。わが家はテレビ台の裏に隠しています。
FP3級の視点で見るコスパ計算
家電を買うときは必ず「元が取れるか」で考えます。
SwitchBot Hub 2 の価格は執筆時点で6,980円(公式サイト価格)。
1日あたりのコストに換算すると、1年使えば約19円/日。毎日の帰宅後の快適さと、寝かしつけの手間が少し楽になることを合わせて考えると、わたしは十分に元が取れると判断しました。
また、よく言われる「帰宅前エアコンONは電気代がかかる」という話について。エアコンは起動直後(部屋が暑い状態から冷やし始める時)が最も電力を使います。30分前から緩やかに冷やしておくほうが、帰宅後に急いで冷やすより消費電力は大きく変わらないとされています。半年使ってみて、電気代に極端な変化は感じていません。
まとめ
SwitchBot Hub 2 はスマートホーム初心者のワーママにも使えます。設定は40分もあれば終わります。賃貸でも問題ありません。
ただし「すべてのリモコンボタンが使える」わけではないこと、「音声操作にはタイムラグがある」ことは事前に知っておいてほしい。それを理解した上で買えば、期待を裏切られることはないと思います。
まず帰宅前エアコンのタイマー設定だけ試してみてください。それだけで生活の体感がぜんぜん変わります。
SwitchBot Hub 2を使ったエアコン管理は、フィルター掃除・防カビ処理と組み合わせると節電効果がさらに高まります。夏前の5月にやっておくべきエアコンの省エネ準備についてはエアコンの電気代を今年こそ節約!5月の省エネ準備ガイドにまとめています。スマートリモコンで使い方を最適化しながら、機器の状態も整えることで夏の電気代を本格的に抑えられます。
「部屋の快適さを整えるのはSwitchBot、夕食は自動で仕上げてくれる調理家電」という二台体制を作ると、帰宅後の行動がさらにラクになります。ホットクックで平日夕食を15分に短縮した体験談もあわせて読んでいただけると、時短家電の組み合わせ方のイメージが湧くと思います。
